ジャズギターの歴史を更新し続けてきたレジェンドでありながら、近年は若手主体のユニティ・グループでの活動などで未だジャズの最前線に君臨するパット・メセニーが世界のジャズフェスでも絶賛を博したBLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRAと共演するスペシャルなステージが実現する。親友でもあるベーシスト、エバーハルト・ウェバーが作曲した組曲を中心にした新作が予定されているメセニーが日本屈指のビッグバンドを率いて、壮大な組曲を演奏するさまはフェスの目玉の一つだろう。オーケストラをバックにメセニーのギターを存分に堪能できるはずだ。
DISCOGRAPHY
パット・メセニー・グループ
『エッセンシャル・コレクション~ラスト・トレイン・ホーム』
(ワーナーミュージック・ジャパン)
『エッセンシャル・コレクション~ラスト・トレイン・ホーム』
(ワーナーミュージック・ジャパン)
パット・メセニー・ユニティ・グループ
『KIN(←→)』
(ワーナーミュージック・ジャパン)
『KIN(←→)』
(ワーナーミュージック・ジャパン)
MOVIE
Pat Metheny and The Metropole Orchestra (2003) ~ Are you going with me……?
Pat Metheny Unity Group – Kin (←→) [Preview]
text = 柳樂光隆(なぎら・みつたか)
(音楽評論家/Jazz The New Chapter)
ジャズとその周りにある音楽について書いている音楽評論家。1979年島根県出雲生まれ。現在進行形のジャズ・ガイド・ブック「Jazz The New Chapter」監修者。CDジャーナル、JAZZJapan,intoxicate,ミュージック・マガジンなどに執筆。Otis brownⅢ『The Thought of You』,Taylor Mcferrin『Early Riser』ほか、ライナーノーツ多数。