「都市型フェス」として世界屈指、NYの街がジャズで染まる

ジャズの本場にして世界最大のジャズの街NYで、2011年に、ジャズ・クラブのブルーノート・ニューヨークの創業30周年を記念して始まったブルーノート・ジャズ・フェスティヴァルは、ジャズを中心にヒップホップ、ファンク、ネオソウル、ワールドミュージックまでジャズを軸に良質な音楽を楽しめる風通しのいいフェスとして、NYの夏の風物詩としてだけでなく、世界屈指の都市型のジャズフェスの一つとして愛されているイベントだ。ライブハウスだけでなく、タウン・ホール、セントラル・パーク・サマー・ステージにもステージを用意し、NYの街がジャズで染まる。今年もロバート・グラスパー、ジョシュア・レッドマン&バッドプラスに加え、ブイカやミシェル・ンデゲオチェロなど、充実したラインナップが話題になっている。

Photo / Takehiko Tokiwa

 

text = 柳樂光隆(なぎら・みつたか)
(音楽評論家/Jazz The New Chapter)
ジャズとその周りにある音楽について書いている音楽評論家。1979年島根県出雲生まれ。現在進行形のジャズ・ガイド・ブック「Jazz The New Chapter」監修者。CDジャーナル、JAZZJapan,intoxicate,ミュージック・マガジンなどに執筆。Otis brownⅢ『The Thought of You』,Taylor Mcferrin『Early Riser』ほか、ライナーノーツ多数。

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