野外の特設ステージで、コンサートホールで、クラブで。 大都市で、小さな村で、山で、海で。 アーティストたちの熱演をさまざまなシチュエーションで、自分のペースで堪能できるのが、ジャズフェスの魅力。 トップアーティストたちが続々と登場し世界中から注目を集める大型フェスから、小規模でも、ユニークなラインナップやその土地の料理やお酒を楽しめるイベントまで、世界各地のジャズフェスをご紹介します。
※BNJFフェイスブックで好評の企画をオフィシャルサイトでもお届けします。

 

North Sea Jazz Festival
ノースシー・ジャズ・フェスティバル

開催時期:7月第2週の週末
今年の開催日程:7.10 fri. 〜 7.12 sun.
場所:オランダ ロッテルダム

オフィシャルサイト>>

 

 1976年、ノースシー・ジャズ・フェスティバルは、長年に渡りオランダの政治の中枢機関であるビネンホフや、フェルメール「真珠の耳飾りの少女」、レンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」を筆頭に多くの名作を所蔵するマウリッツハイス美術館などで知られる都市、ハーグでスタートしました。多くの名演が生まれ、1984年7月15日に収録されたマイルス・デイヴィスのライブ音源&映像は、今でも大きな人気を博しています。

 2006年以降はより多くの観客を収容できる会場を求め、モダン建築の街として知られるロッテルダムで開催。有名なレム・コールハース設計の「KUNSTHAL」、ベン・ファン・ベルケル設計の「エラスムス橋」、サピート・ブロム設計の「キュービックハウス」に加え「新ロッテルダム中央駅」に駅前のビル群、レム・コールハウス設計の「コンプレックスNHOW」など、ここ数年、目覚ましい都市開発が進んでいます。

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 モダンアートのギャラリーやライブハウスも多く、先端のカルチャーに触れることができるこの街で、毎年7月、メイン会場「アホイ・ロッテルダム」をはじめとした14ヶ所のステージでトップアーティストたちによるパフォーマンスが繰り広げられ、2015年はディアンジェロ、トニー・ベネット、レディ・ガガ、ハービー・ハンコック、チック・コリアらが登場。約7万人がフェスティバルを訪れました。 

いよいよ40周年を迎える来年の開催に、期待が高まります。