ジャズ+ファンク+ダンス+フュージョンを融合した「Jafunkadansion」サウンドを提唱し、米ビルボード誌とiTunesで2004年(デビュー年)以降“最も売れているジャズ・アーティスト”に認定されたスナーキー・パピーは、ベーシスト/ギタリスト/コンポーザー/アレンジャーのマイケル・リーグを中心にテキサスで結成され、30名前後のメンバーが流動的にプロダクションに参加するというユニークなバンド。また、メンバーがエリート集団という一面も持ち合わせ、ノラ・ジョーンズの出身校でもある、ジャズ学では全米1位という名門北テキサス大学出身なのだ。

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★年間数200超、ライブを観ずに語れない!

 前述、ジャズ+ファンク+ダンス+フュージョンを融合した音楽「Jafunkadansion」は、世界中のオーディエンスを躍らせライブのオファーが殺到、年間200公演以上をこなしている。レコーディング・スタジオにオーディエンスを集め、ミックスした音源をヘッドホンで聴きながら鑑賞するというスタジオ・ライブ映像をYouTubeにアップしたところ、再生100万回を越えた。

 

「Lingus」 from『We Like It Here』

 

「What About Me?」 from『We Like It Here』

 

★『Family Dinner』でグラミー賞を獲得

2004年のデビュー以来、グラミー含む賞レースも席巻するスナーキー・パピー。

・地元テキサスで開催される音楽賞Dallas Observer Music Awards3連覇(2008年~2010年)
・アルバム『ground UP』(2012)が、アメリカiTunesで“Best of 2012 Albums”に選出
・2014年のグラミー賞では、R&Bシンガーのレイラ・ハサウェイをフィーチャーした楽曲「Something」で Best R&B Performanceを受賞
・世界的に有名な米ジャズ専門誌ジャズ・タイムス誌の読者が選ぶ「ベスト・ニュー・アーティスト」と「ベスト・エレクトリック/ジャズ・ロック/コンテンポラリー・グループ/アーティスト」を受賞

 

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Snarky Puppy – 「Thing of Gold」 from 『groundUP』

 

Snarky Puppy feat. Lalah Hathaway – 「Something」 from 『Family Dinner』

 

★大物ミュージシャンもずらり、華々しい共演歴

 マーカス・ミラーやロイ・ハーグローヴ、ロバート・グラスパーといったジャズ・アーティストの他、エリカ・バドゥ、ジャスティン・ティンバーレイク、スヌープ・ドッグ、レイラ・ハサウェイといったR&B/HipHopのアーティストとも共演。ドラムスのロバート”スパット”シーライトはケンドリック・ラマー新作への参加でも話題に。

 

North Sea Jazz 2013 Afterparty Jam: Butterfly
ロイ・ハーグローヴ(p)とマイケル・リーグ(b, band leader)、コリー・ヘンリー(key)、ジャスティン・スタントン(tp, key)

 

Snarky Puppy & Robert Glasper – Quarter Master Jam

 

ドラムス、ロバート”スパット”シーライトとマーカス・ミラー

 

★新作『シルヴァ』は今回のフェスでも、その世界観が大いに披露される

 全世界待望のメジャー・デビュー・アルバム『シルヴァ』は、ジョン・コルトレーンをはじめ、数多くのジャズ・ジャイアンツの名作を輩出し、伝説のレーベルと呼ばれるimpulse!からリリース。

 レコーディングはあえてスタジオには入らず、300人の観客が2晩に渡る4公演に参加し、出演者の耳に聴こえている音と全く同じ音をヘッドホン越しに聴きながらレコーディングするという、ライヴ・レコーディングの形式を採用。

 オーガニックというテーマに沿って、アナログ楽器しか使わず(通常のシンセサイザーの代わりにフェンダー・ローズ、ウーリッツァー、ピアノ、クラヴィネット、ムーグ、そしてオルガン)、レコーディングの会場には地元の再生可能な森林から持ってきた金属や木材を使って会場を装飾するなど細部にまでこだわった作品だ。

 

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