「初めて買ったジャズ・アルバム」

初めて買ったジャズ・アルバムは、バド・パウエルの『シーン・チェンジス』(Blue Note)。ブルーのジャケット写真がとてもジャズっぽくて印象的だった。輸入盤なので、紙質とか印刷の色合いがどこかしら日本盤とは違うのが嬉しかったなあ。例の「クレオパトラの夢」に嵌り、繰り返し聴いたものです。そうそう、試験勉強のときこのアルバムを聴きながら徹夜したのが懐かしい。その後、ちょっと「気難しい」パウエルの演奏(「ウン・ポコ・ロコ」とか)も聴くようになったけれど、最初に「クレオパトラ」で馴染んでいたせいか、思いのほかすっとパウエルの世界に入って行けました。今思えば、いいジャズへの入り方をしたと思います。