「今回、パット・メセニーとブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラがともに演奏する『オマージュ』という曲は、音源と映像のシンクロなどがありとても大変です。でも、これらの曲には物語があり、パットのエバーハルト・ウェーバー(※1)に対しての思い入れとクリエイティブな曲作りからきているものだと実感します。どの曲も大変難しいですが、パットと共演できることに本当に感激しています。すでに彼とはメールで細かいやり取りをしていますが、僕が3~4行のメールを送るとその10倍の長さのメールが来るんです。でもそれは彼の気難しさからくるものではなく、このフェスで多くの観客のみなさんと分かち合いたいという熱いおもいから来ているものだと思います。メセニーの歴代のヒット曲も披露しますので、お楽しみに!いよいよあと20日ですね!皆さんにお会いできる日を心待ちにしています」

エバーハルト・ウェーバー(※1)
ドイツ、シュトゥットガルトの生まれ。ドイツ人のベーシスト、作曲家。極めて個性的な音色とフレーズの作り方をするベーシストとして有名。ウェーバーの作る曲は、アコースティック・ジャズ、ヨーロッパのクラシック音楽、環境音楽などをミックスしたものであり、典型的な「ECMレコードの音」の一つだと考えられている。そのウェーバーの75歳の誕生日に行われたライブを収録したアルバム「Hommage a Eberhard Weber」にパット・メセニーが参加しており、今回そのアルバムの曲をBNJFで披露される予定です。